2023/7/21 (金)
- 糸紹介
ふつうのセーター|編み物とともに豊かな時間を

「シンプルで着やすく、長く着られるものを」
そんな当たり前で、ごく普通のセーターを編みたい。編んだものを着ていたい。ふつうのセーターシリーズは「より着ていただき、編む楽しさを共有してもらいたい」という想いから生まれました。
- ・編みやすく着やすいデザイン
- ・メリヤスベースのゆったりMサイズ
- ・シンプルな編み図と細やかな解説
- ・テクニックはQRコードから
これらのポイントを意識しながら、できる限り編みやすさを追求した、5タイプのふつうのセーターをご紹介します。使用した糸は、itoitoさんの「brooklyn w」。風合い豊かなリサイクル原料を使用したサスティナブルヤーン。洗うほどに風合いも変化する、Keito注目の毛糸です。
編み物とともに、豊かな時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。
シリーズの作品一覧はこちら(画像クリックで詳細にジャンプします)
1. ひざし(Sunlight)

肩はぎがなく、衿から裾に向かって編むまっすぐプルオーバー。
丈の調整がしやすく、はじめてさんにもおすすめ。ぽかぽかお散歩日和に着たい、ふつうのセーターです。
- ・使用糸 itoito ”brooklyn w” 250g/5玉
- ・できあがり寸法 胸囲104cm、丈60cm、ゆき丈72cm
2. ぶらり(burari)

肩下がりの引き返し編みがないボートネックのプルオーバー。
メリヤス編みがメインで袖ぐりも直線なので、ながら編みにもおすすめです。軽い仕上がりが特徴で、ぶらりと外へお出かけしたくなる、ふつうのセーターです。
- ・使用糸 itoito “brooklyn w” 300g/6玉
- ・できあがり寸法 胸囲104cm、丈60cm、ゆき丈72cm
3. ホリデイ(holiday)

肩の引き返し編み、袖ぐりの減目がないドロップショルダーのメンズプルオーバー。
メリヤスベースで軽く仕上がります。休日(holiday)を豊かなものにしてくれる、ふつうのセーターです。
- ・使用糸 itoito “brooklyn w” 300g/6玉
- ・できあがり寸法 胸囲118cm、丈66cm、ゆき丈77.5cm
4. ぐるぐる(guruguru)

シンプルなトップダウンのプルオーバー。
ぐるぐる(guruguru)と衿から裾に向かって編み下がっていくので、丈の調整も簡単です。とじはぎもなく、編むことを存分に楽しめるふつうのセーターです。
- ・使用糸 itoito ”brooklyn w” 250g/5玉
- ・できあがり寸法 胸囲108cm、着丈61cm、ゆき丈75cm
5. ひといき(hitoiki)

肩下がりの引き返し編み、袖ぐりの減目もないオーソドックスなプルオーバー。
気負うことなく一息入れながら編める、ふつうのセーターです。
- ・使用糸 itoito ”brooklyn w” 250g/5玉
- ・できあがり寸法 胸囲104cm、着丈58cm、ゆき丈71cm
試着しながらデザインについても話していますので、選ぶ時のご参考にどうぞ。
使用糸 ”brooklyn w”(ブルックリン・ダブリュー)

今回紹介した「ふつうのセーター」で使用したのは「brooklyn w」という糸。
- ・品質 ウール75%、モヘヤ25%
- ・長さ/重さ 約195m/50g
- ・太さ 中細
- ・推奨針 棒針4号〜6号 ※US 3 (3.25mm)〜US 6 (4.00mm)相当
リサイクルウールとモヘヤを使い、さらにバージンウールも混紡しています。やわらか、というよりはすこしガサっとしたタイプの糸ですが、空気を含むのでとても軽く仕上がります。Keitoで扱っているJamieson’sに近い手触りかもしれません。
編んだあとは水通しするのがオススメ。その際に少し擦るように洗うとより風合いが増しますよ。ウェアを編むのにぴったりの糸ですが、人によってはチクチクする場合もありそうなので、その際はアウターとしてお使いくださいね。
カラーバリエーションや、水通し前後の変化検証などはこちらの記事に詳細を掲載しています。
【糸話 003】 brooklyn w(ブルックリン・ダブリュー)